2013年9月4日水曜日

親しい人が「境界性パーソナリティ障害」だと気づいた時に ~A to M~




※以下の5はすべて同意語である

境界性パーソナリティ障害
境界性人格障害
BPD(Borderline personality disorder)
ボーダーライン
ボーダー






※※参考文献

(普通に生きられない人たち 磯部潮 河出書房新社)
(境界性パーソナリティ障害 岡田尊司 幻冬舎)
(境界性パーソナリティ障害  疾患の全体像と精神療法の基礎知識 小羽俊士 みすず書房)


















○はじめに


最後にもう一度出てきますが、はじめに言っておきたいのは
『地雷が爆発するのは踏んだときじゃない。足を離す時なんだ!』ということです。

地雷が爆発し人間を吹っ飛ばすのは踏んだときではなく、離そうとした時なのです。
踏んだだけではまだ、それほどの被害はありません。
しかし、踏みつけたものが地雷だと知ってしまったときから、状況は一変しいっきに緊張感が増した現実が襲ってきます。

踏み続けるのも地獄、足を離すのも地獄。
そうなったときに、地雷を爆発させず(あるいは爆発したとしてもなるべく軽症で済むよう)に持っていくには、どうすればよいのでしょうか?

読み進めることで、地雷からの脱出に少しでもヒント、あるいはヒントのきっかけになれれば、これ幸いでございます。





△主題

愛する人がBPDを抱えていると知らずに愛してしまったときのため。
そして、ある日、ついぞや我慢できずにBPDの人と別れようとした時に、
何が何でも別れることを認めないで強烈で卑劣な駄々をこねられた時、どうするべきか。








◎考察ーーBPDの人との未来は描けるか

境界性パーソナリティ障害というのは3歳児と同じです。

自分の都合のためだけに動いてくれる人が必要です。
常に自分を愛して欲しくて、100%の愛が99%になったと感じたらすぐに文句(強烈な罵声)を言います。
お母さんが思い通りにしてくれないと子どもは泣き叫びますが、それと同じことを寄生先に何の疑いもなく要求します。
感情をコントロールする能力が無い3歳児のボーダの人たちは、思い通りに行かないとすぐに行動化(暴力や叫び声、アルコールなど)で自分の中にある負の感情を爆発させてしまいます。


まさに、感情のコントロールができず大人のルールが通用しない3歳児のお守りをしているのと同じ徒労感を覚えるでしょう。


3歳児が3歳児らしく振舞うのは子どもらしくてかわいいのですが、ボーダーの人は、この3歳児の状態から心がまるっきり育っていません。
身体や知識などは優秀なくらいに身につくのですが、心の方はずっと3歳児のままなのです。


なぜ3歳児のままなのかというのは、個々人の理由や原因があるでしょう。
そういう遺伝なのかもしれないし育った環境なのかもしれない、あるいは(性的)虐待なのかもしれない。

ただ、残念ながらボーダーは治ることは無いと思います(寛解はあるという見方が多いですが)。

どんな優秀な治療者が治療にあたったとしても、そうとうに苦労と年月を必要とするでしょう。

なぜなら、3歳児の時に与えられるべきもの、そして3歳児のときに育てられるべきだったものは、
大人になってからの時点で与え育てたとしても、その人に染み込んでいくことはないからです。
だとすると、BPDの人はずっと3歳児の心のままで生きていくことになります。
3歳児の子どもとずっと生活していけるでしょうか?
いえ、本当に3歳児の子どもとなら生活していけるでしょう。
ただ、そこにいるのは成人をはるかに超えた3歳児の心の持ち主なのです。

誰かを愛したり、誰かに優しくしたり、誰かを尊重したり、家族を大切に思ったり、子どもを育てたり…そういう大人の振る舞いを、愛が足りなくて泣き叫んでいる3歳児の大人に期待できるでしょうか??

いつの日にか、BPDの人と二者関係以外の段階(結婚出産など)に進もうと思ったときには、そうとうの覚悟が必要でしょうし、もしも、そういう段階に進みたいと思っているけど、それはこの人では無理だなと感じたとしても、
どちらに進むことになろうとも、意味の分からない徒労感に何度も襲われながら進むことになるでしょう。

3歳児の子供が親に捨てられると分かったら、どうなるでしょうか?
そして、その3歳児が知識も経験も策略も考えられる大人の3歳児だった場合、どんな手を使ってでも捨てられないようにするのではないでしょうか?
あるいはもしも次の段階に入ったときに、3歳児に家庭を運営したり子育てをしたり、という機能を期待できるでしょうか?

「多少の疑問符を持ちつつも、現在の心地よさに溺れていると、溺れた未来が待っている」のではないか…
私が危惧しているのはその一点だけです。

「進むも地獄進まぬも(結婚するのも別れようとするのも)地獄」という終着駅に着くまでどうにか第三の道を用意できることを祈るばかりです。











 

▽境界性パーソナリティ障害の特色



■境界性人格障害の診断基準(アメリカ精神医学会 DSM-Ⅳ)


 対人関係、自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式で、成人早期に始まり、種々の状況で明らかになります。
診断は以下のうち、5つ(またはそれ以上)で示されます。

1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする気違じみた努力
 注:基準5.で取り上げられる自殺行為または自傷行為は含めないこと

2.理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式

3. 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像または自己感

4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも二つの領域にわたるもの
(例:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、むちゃ食い)
 注:基準⑤で取り上げられる自殺行為または自傷行為は含めないこと

5.自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰返し。

6. 顕著な気分反応性による感情不安定性
 (例:通常は2、3時間持続し、2、3日以上持続することはまれな、エピソード的に起こる強い不快気分、いらいら、または不安)

7. 慢性的な空虚感

8. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御困難
 (例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのケンカを繰り返す)

9. 一過性のストレス関連性の妄想様観念または重篤な解離性症状
境界性人格障害は、有病率1%~2%居ると言われており、日本では250万人ほどと考えられています。

男女比では女性の方が2倍多く、特に若い女性に多くみられます。









■幼い頃の過酷な体験が要因となる

境界性パーソナリティ障害の人に、しばしば心的外傷体験が認められることが、経験的に知られていた。

たとえば、身体的虐待や性暴力のサバイバーでは、境界性パーソナリティ障害を発症する頻度が高い
それ以外にも、離別や死別体験、事故や事件の被害者となること、過酷な逆境体験も、適切な手当てがされていないと、深い傷を与え、発症の原因やきっかけとなることがある。

幼い頃にそうした体験をするほど、影響は深刻になる。






■自己と他者の境界が曖昧になる

このタイプの人では、自分と他者との境目が曖昧で、十分に区別できていないということである。
そのため自分の視点と他者の視点を混同してしまいやすい。
自分が好きなものは、相手も気に入るに違いない、逆に、自分が嫌いなものは、相手も嫌うはずだと思う。
自己と対象が区別されているようで、しばしば混同される結果、常識が通用しない特有の問題が生じてくる。

自分の基準でしか、相手を見ることができないということである。
これは、周囲の問題にばかり目が向きやすい原因ともなる。

対人関係や子育てでも相手を一面的に判断し、好き嫌いや支配の激しい、過酷な状況を作りやすい。






■親は大好き。だけど大嫌い

見捨てられ不安は、殆どの例で親が対象になります。

幼い頃寂しい思いをして、親から見捨てられた。
だからこんな不安定な人間になった、自分の人生をどうしてくれるんだと、親を責めます。

BPDの人の多くは、親の育て方によって今の自分が作られた、親のせいだと言います。
幼児期に寂しい思いをした、親と切れている、自分を見てくれなかった、頼れなかったなどと言います。
幼い子どもは親に甘え、
保護され愛されたいと言う思いがあってこそ、思春期になって徐々に親離れしていきます。

しかし、幼児期に十分に親に甘えることができなかったので、心が寂しいままだという言うのです。










■二人の関係から他人を排除する理由

BPDの人たちは何をしても「虚しい」といつも訴えます。
彼らは「不安定の安定」というかりそめの安定を保っている時にも虚しさを訴えます。
そして、BPDの人は、自分の心の中に欠損があるといいます。

イギリスの精神分析医であるバリントはこれを「基底欠損」と呼びました。
バリントは「基底欠損領域」というものを想定し
この領域においては言葉は本来の伝達手段となりえないとしました。

たとえば、上司とそりがあわないとか恋人とうまくいっていないなどというときに
それは「葛藤」という言葉で表現でき、第三者に説明できます。

ところが、「基底欠損領域」においては、言葉は本来の言葉の意味は持たず、
言葉は途方もない好意か悪意としてしか捉えられず、相手の一挙一動に重大な意味が賊与されます。
この基底欠損こそがBPDの人が表現する
「なにか埋め合わせの出来ない心の欠落の存在」なのです。


3人関係においては必ずなんらかの葛藤が生じます。
これは「基底欠損領域」ではありません。

つまり、BPDの人の慢性的な空虚感は葛藤が生じた結果もたらされるものではありません。
それは欠損として現に存在しているのです。


うつ病の人は心の欠損を示すことはありません。
うつ病の人は心の欠陥を訴えることはあっても、心の欠損を訴えることはないのです。

すなわち、うつ病の人の心はたとえ一時期にトラブルを起こしても
元の状態にまで回復したとしても、それはあくまでも一時的なものであって、
埋められない内科かの欠損を再確認することにもなりかねないのです。

境界性人格障害の人の打つ病体は心の欠損がある限り、完璧な回復は原理的にはありえないのです。








■二者関係においてのみ病理が露呈

境界性を持った人の第一印象は儚げで、ひっそりしていて、どちらかといえば目立たない感じを受けます。
そしてこの印象は何も第一印象だけでなく周囲の人のある程度固定した評価であることが多いのです。

しかも、それだけでなく仕事ができ、周りに気を使うことができる、
などの有能であるという評価を受けていることさえあります。

これは不思議なことですが彼らの特性を考えれば当然のことです。

つまり境界性の人は二者関係においてのみ彼らの病理が露呈されます。
逆を言えばそれ以外の場では境界性が発揮されないということになるからです。


どういうことかというと、境界性、曖昧さというのは二つの場所の境界で成り立つものであって
3つ以上の場では成り立たないからです

誰かとの間に共生関係が構築されている時には、彼らの病理はそこに投影されて束の間の安定を得ています。
そしてそのときにはそれ以外の対人関係は比較的安定しているのです。
むしろ安定以上の能力を発揮しているといってもいいでしょう。
相手を振り回しているということ自体が彼らのパワーのポテンシャルの高さを示しています。
マイナスの方向と同程度のプラスのパワーが発揮される可能性をいつも秘めているのです。




Fさんとその彼氏の関係性を例にあげましょう。

Fさんは常にやる気がしない、母親が私を苦しめる、メールを自分の都合でしてきて
返事を返さないと何十回もメールをしてくる。電話も夜中でも早朝でもしてきて
私が本当にダメな人間だと罵倒する。

電話に出ないと、出るまで何度もかけてくる。私はどうしたら良いの?と訴えます。

しかし、よく話を聞いてみると母親から電話がないと自分から電話をかけたり、
メールをしたりしているのです。

何も連絡が無いと「見捨てられ不安」が出現します。


いつも傍にいる彼氏に対しても、彼がなにか忠告めいたことを言おうものなら、
「あなたは何も私の事を判っていないくせにえらそうに言わないで」と怒り出すのですが
Fさんが落ち込んでいたりするときに黙っていると
「どうしてあなたは私がこんな風なのに何も言わないの」と今度は責め立てるのです。

第三者的に傍観していると、彼はどうしてFさんと別れずに一緒に居るのか、
自分の人生の大切な時間を浪費しているだけでないかと思ってしまうのですが
とうの彼氏は別れることなど想像などできないのです。
完全にFさんに取り込まれていて、別れることは彼にとって、この上なく恐ろしいことで
意識の端にさえのぼらなくなってしまっているのです。
こうして彼は、自分がFさんにとってなくてはならない人であると刷り込まれてしまっているのです。
このようなFさんと彼氏との関係が典型的な共生関係といえます。


彼は自分がFさんにとってなくてはならない唯一の存在であると刷り込まれているのですが多くの境界性人格障害の人は、このような共生関係を築いている一方で共生関係以外の関係性が良好であったりします。

これはしばしば認められることです。

たとえば、Fさんは彼との関係が揺らいでいる、つまり、彼がFさんのことで心底疲れ果てて
エネルギーを吸い取られて仕事もできずにボロボロになっているときほど、Fさんも眠らずに彼を振り回しているので
体力的には落ちているにもかかわらず、
いつにも増して活動的にアルバイトを始めたり、自分の得意なピアノの講師として教えに行ったりするのです。

Fさんと彼はこうような「不安定の中の安定」と呼ばれる共生関係を築いているのです。


その一方で、BPDの人は彼の代わりに共生関係を築ける人に、常にアンテナを張り巡らしてもいるのです。
それはBPDの人を取り巻く全ての人に対して行っていますが
その相手は限定されていて、お眼鏡にかなう人間でなくてはいけません。 

その人間とは、同じ境界性人格障害の人であってはとても共生関係は築けないのですが
ある程度は境界性というべき辺縁性を持っている、あるいは理解できる人間でなくてはならないのです。


だから、その相手が精神科医である場合もしばしば見られます。


もちろん、不安定の中の安定が得られていない状況では、彼らは自己破壊的な衝動を抑えきれずリストカットや無断欠勤などの問題行動を起こすでしょう。









○おわりにーー穴の空いたバケツに愛情を注ぎ込み続けられますか?


「はじめに」でお伝えした『地雷が爆発するのは踏んだときじゃない。足を離す時なんだ!』の意味が少しでも伝わっていれば幸いだなと思います。

多くは語りません。


そして最後に一言。

人間の器、というか力量というか人間性みたいなものって、うまく行っている時には見えてこないと思うんですね。

ピンチな時、余裕のない時、予想外の出来事が起こった時、そういう時にこそみせる顔が、その人の本当の顔だと思うのです。

余裕があるときはどうとでも取り繕えるのだから。

「普通にしている時は一緒に居ると楽しい」というのは、とても幸せなことですね。
だけど「おもいがけない場面で感情の沸点がきたり、脈略の分からない場面で暴力を振るわれたり、私以外の人との交流を持つことを禁止したり」というような何か、BPDの人の思い通りにならなかったり欲求が満たされなっかたりという場面で常に爆発してしまうような女性と一緒にいて、そこに安らぎと言うものはあるのでしょうか?


あなたはBPDの女性の欲求を満たすために生きているわけではないと思います。


人間は誰しもが自分の欲求に基づいて生きています。
だからこそ、「相手にも欲求があるはずだ」という思いやりが大人になるにつれ育ってくるものだと思います。


しかしながらBPDの人は、その思いやりが顔を出せないほどの圧倒的な虚しさを抱えており、常に自分の欲求を最優先して満たしてくれる相手を必要としています。
人間同士が付き合うのは犠牲感はある程度はしかたがないことなのですが、我慢できないほどの犠牲感を感じられるうちに、麻痺しないうちに、何か対策を講じてほしいと切に思っています。

3歳児は愛を与えれば愛を自分に取り込み、愛が定着しますが、40歳の3歳児は、瞬間的に愛が通り過ぎるだけで、もう愛は定着しないでしょう恐らく。
それでも愛を注ぎ続け(させられ)る人生を選ぶのであれば、もう何も言えることはありません。
























※※※以下2点は教訓になるであろうウェブ上の拾い物です





■ゲーセンで出会ったメンヘラと仲良くなった結果
>>
77:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 00:57:26.21 ID:6bierxtci
 ポプ子曰く音ゲーをもっとやってほしい。
 最近冷たい。
 以前のように遠征したい。
 家にいると寂しくて死にそう。
ODしそう
 ぶっちゃけ私はメンタルクリニックに通ってる。
 親が最悪。
などと繰り返してた。
 他にも色々いってたけどこまけぇことはいいんだよ!
んで話を遡るとポプ子は名前を言いたがらなかった理由が判明した。
 家庭から決められた名前(本名)がものすごく嫌で仮の名前で世間に出ていた。
ゲーセンに居る間はニギヤカで落ち着く。
でも一人
そんな中いつま一人で居る俺君ならなんでもわかってくれる気がしたそうです。
これは最後の方の手紙で判明したお話ですが。
 
80:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:09:09.89 ID:6bierxtci
取り合えず話し合いは完結し、うまくお付き合いを続けてました。
ポプ子も以外とわかってくれた?
みたいでメールと連絡の頻度が半分くらいになりました。
(って言っても着信50件とか来てたけど)
なんかポプ子が色々言ってたけど1つぐらいは守ってあげよう!っと思って思いきって家庭用の音ゲーを購入しました。
すると上達が半端じゃないwwww
ってくらい上達しました。
(やり過ぎて会社寝坊した日もありましたwww)
んでポプ子が最近俺君上達早いよね。
 抜かれそう~って言われました。
この時ポプ子の表情は心底悔しそうでした。
この頃にはライバルが他の方もおり、他の女性プレイヤーさんや遠征で見かけてライバルしてくれた方もいらっしゃいました。
ポプ子は正直な話ゲームとして成長が止まっていた。
それもそのはず高難易度の曲などもさわらず出来る曲のフルコン、スコア詰めなどばかりしていたのだ…
そして家庭用を持った俺とは一気に差がついていった…
 
84:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:16:25.37 ID:6bierxtci
 ゲーセンでポプ子と一緒にやっていてもポプ子が出来ない曲ばかりが増えていき
日に日にポプ子が苛立っていた。
ある日スコア、ミスカウントを埋めていたらライバル勝敗が
俺432勝ポプ子12敗みたいになっていた
 まっでもゲームだし競いあって楽しむものだし~
なんて考えていたら…
甘 か っ た !
 自宅に帰ると家が荒れていた。
 泥棒が入ったのかと思うくらい
 
87:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:23:54.05 ID:6bierxtci
 そして一通の手紙が荒れた机の上に置かれていた。
 内容は
最近俺君がうまくなりすぎて他の人と仲良く話してるのを見てるのが辛すぎます。
 話も入れないし、寂しい。
どーしてあたしの方が先にやってるのに…
以下省略
みたいな内容でした。
ゲーセンで高難易度の会話が嫌だったのかわからないけれど苦しい心境に陥ってしまったようです。
とにかく心配になりすぐにポプ子に電話かけた。
するとあることに気付いた。
ポプ子の着信音が俺の家の中から聞こえる…
 
90:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 01:26:16.37 ID:mHIQdM5a0
 気になって寝れない
 
93:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 01:30:27.20 ID:y1FwDjnu0
 こえぇぇぇぇ
  
94:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:33:09.65 ID:6bierxtci
 よく聞くとお風呂場から聞こえる。
まさかお風呂で…

っと思い急いで扉を開けると
腕の中腹部よりを切り刻んで浴槽に血まみれうつ伏せ状態。
 急いで救急車呼んで一命を取り止めた。
それからポプ子はODもしていた。
 腕の治療が済んだ時点で精神病院に入院した。
その間お見舞い行ったり、たわいもない会話をしたりしてたが、正直俺はポプ子の事が好きだけどこれから先もこういうことが続くならゲームなんかやめたい。と思ってた。
 退院したら一度切実にお話をしようと思いました。
 
ODとは
オーバードース(drug overdose、過量服薬)とは、向精神薬、つまり医薬品や薬物を、生体の恒常性がそこなわれる用量になるほど摂取すること、それによって起こる状態、症状、または概念。心身に深刻な症状を引き起こし、時に死亡する場合もある。本質的には生体における毒の作用の一例である。
wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%B9

 
97:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:40:43.47 ID:6bierxtci
 それから数ヵ月後ポプ子は無事退院しました。
その間ゲーセンは行ってないです。
なんかやる気が起きなくて。たかがゲームで人一人死にかけるなんてって気持ちが怖くて
実際ネトゲやり過ぎやデータ消されて死んだ人とか居るみたいですが。
 退院後落ち着いた頃合いを見計らいポプ子に相談しました。
 親身になって。
 二度とこう言う事はしない。
 楽しんでやろう。
 次に自殺紛いをしたらもうお付き合いできない。
はっきりと言ったら案外素直に「うん…」っと言っていた。
 安心したし、また二人で楽しめるんだと思って安心していた。
しばし平穏な日々が続いていた……


かのように思えた
 
98:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 01:40:51.09 ID:y1FwDjnu0
 まだリスカでよかった


102:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 01:48:30.63 ID:6bierxtci
 仕事→帰宅→風呂→飯→ゲーセンみたいな感じの生活でポプ子と付きっきりになってた。
ポプ子は目を離すと危ないなぁ…って思ってたから
退院後ポプ子はうちに週五位で泊まっていてほぼ同棲と変わらない生活をしていた。
ある日仕事の部署が変わり荷物を運ぶことが多くなり、全身筋肉痛の日々でした。
 特に膝の負担が酷くポプ子にマッサージしてもらってました。
 
109:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:10:32.42 ID:6bierxtci
毎日毎日荷物運びが続き疲れも溜まりゲーセンにあまり行かなくなりました。
ポプ子「最近俺君ゲーセン行かないね…」
 俺「仕事で体痛くて遊びいけないね~行きたいのに~」
ポプ子「………。」
ってな感じでした。
しかし膝が妙に痛むのに違和感を覚えていた。
ある日お風呂に入ると膝の裏見て仰天した。
 虫に食われたようなプツプツがたくさん出来ていた。
 俺「あちゃ~あせもか何かかな~あんまりひどくなるようだったら軟膏でも塗るか~」
って思っていた晩にようやく気付いた。
 俺は一度寝ると震度4の地震でもなかなか起きない。
うつ伏せで死体のように寝るのが家でのクマ避け睡眠スタイルなのだ。
 
110: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/06(土) 02:12:35.53 ID:8QxJIof20
 なにそれこわい
  
114:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:16:34.40 ID:OcrqEKjmO
 恐いけど続き気になるわ
  
115:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:19:15.23 ID:6bierxtci
 発覚したのは蒸し暑かったせいもあり睡眠がいつもより浅かったのだ。
 膝に鋭い痛みが起こりガバッと目を冷まして起きた。
なんだ?っと思い膝を勢いよく触るとポロポロっと何かが複数落ちた。
なんだかわからないし暗くてよくわからないから電気をつけた。
 膝は汗を大量にかいており寝ぼけながら見ると血でした。
 虫刺されの正体は
「安全ピン」だったんです…

もちろんポプ子が私の足元にいて安全ピンの束を真顔で抱えてました。
 
117:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:21:37.40 ID:OcrqEKjmO
 のわぁぁぁぁぁ
真顔も怖いが安全ピンかいな…
 
119:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:22:26.24 ID:C00RO6Ys0
 うへぇ、大変だなマジで
  
120:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:24:14.51 ID:XGr+vdWl0
 メンヘラやばいなー
  
121:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:24:40.23 ID:XBRqbz8W0
 安全ピンってちょっと可愛いな
 
125:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:27:46.31 ID:6bierxtci
 >>121
実際寝てるとこブスブス刺されてみな
恐怖どころの騒ぎじゃないから。
 
122:名無しのもんめ:2013/04/06(土) 02:24:41.81 ID:gNfNauoX0
 こわいな
  
124:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:25:50.80 ID:6bierxtci
 ポプ子に問いただすと。
 死なない。
 大丈夫。
 元気になる針治療。
 構ってくれないから。
 職場にも電話した。
 職場先の人は悪いやつ。
 話も取り合わないし声も聞かせてくれない。
 以下省略。
すべて真顔でいってた
 こまけぇことはいいんだよ!
って言いたいけど全然細かくない。
 大事過ぎる。
 何故なら後日談で職場の部署が変わったのは変な女から毎日電話来るからお前を異動させたとのことwww
 洒落にならんww
 
127:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:29:40.20 ID:ILut5Si10
 攻撃性強いメンヘラはムリだ!
  
132:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:34:35.81 ID:6bierxtci
本人曰く針灸らしい傷口えぐってる鍼灸師は見たことないけど
 
128:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:30:57.80 ID:y1FwDjnu0
 安全ピン知らない間に刺されてるとか怖すぎ
  
129:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:32:42.33 ID:6bierxtci
 その日を決意に別れようと思いタイミングを見て話を切り出した。
その話をした途端にポプ子は
 ポプ子「フゥフゥフゥ………」

 俺「って言う話でさすがにそれでは付き合えないの…わかる?聞いてる?」

ポプ子「フゥフゥフゥ…キィヤァアアアア~」

ポプ子はその日どっか行った。
 俺はあとを追わなかった。
 次の日仕事もあったのでチェーンをかけて寝た。
 
130:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:33:01.85 ID:OcrqEKjmO
 ありえへんな
仕事もピンも
 やっぱ関わったアカンな
 
135:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:35:50.93 ID:OcrqEKjmO
 結構冷静にチェーンかけたな
 ポプ子に合鍵は渡してなかったよな?
 怖いよ怖いよ続き怖いよ
 
141:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:39:10.48 ID:6bierxtci
 >>135
なんて言うか眠かったけど刺されんの嫌だったからかけたww
ちなみにポプ子に合鍵渡してた
 
148:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:45:05.36 ID:6bierxtci
布団について2時間くらいしたところで扉がドンドンと鳴り
最初は何故か無視をした。
どうせポプ子だろ?
っと思い布団にうずくまった。
しばらくしてドンドンドンとしつこくなり、つい勢いで「ハーーーイ!」
と返事した。
しまった!っと思った瞬間に「夜分にすみません〇〇警察です!俺さんのお宅ですか?」
っと言われ慌てて家を出た。
 
150:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:46:24.19 ID:OcrqEKjmO
 >>148
おぅ 思わぬ来客。
 
153:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:48:17.36 ID:XBRqbz8W0
 ポリ公登場か
 
154:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:49:37.66 ID:PKsJe2zgO
 なにこの怖い話
  
158:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:52:35.06 ID:6bierxtci
 警官「〇〇ポプ子さんをご存じですか?」
 俺「はい。」
 警官「ポプ子さんがこちらのお宅にお住まいでしたか?」
 俺「はい。」
 警官「先程泣きながら何度も相談に来られたんです。こちらの住所を言って。それで警察署の近くで飛び降りまして…」
 俺「はい?」
 警官「いいですか?落ち着いてください。ポプ子さんが飛び降りたんです。」
 俺「え…」
 

159:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:53:08.86 ID:gUO+SZNV0
 ポプ子「I can fly」
  
163:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 02:57:53.24 ID:XBRqbz8W0
 ポプ子は「そらをとぶ」をおぼえた
  
166:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 03:01:42.76 ID:6bierxtci
お前ら…
 
164:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 02:59:00.80 ID:6bierxtci
 俺は警官に聞いた病院に急いで病院に駆けつけた。
どうやらODしてI can flyした模様。
 意識は飛んでいたが命に別状はない模様
なんでかわかった。飛び降りたの二階だったらしいwww
この時死ぬ気ないだろって思った。
 警官に話を聞くと俺のうちの住所と仕切りに辛い話をしていたそうで警官も相手にせず帰らせた所飛んだらしい。
しかし電話番号もわからず困っていたところ一部警官が取っていたメモから住所を辿って来たらしいそうです。
その後ポプ子入院
 
168:名も無き被検体774号+:2013/04/06(土) 03:02:31.91 ID:XBRqbz8W0
死ぬ気ないな
 ただのかまってちゃんだ
 
175:1 ◆ve57CRP6vE :2013/04/06(土) 03:08:40.57 ID:6bierxtci
そうみたいね
 でもODとなんでもコンボするのはやめてほしい
<<<<
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3743581.html








■現在付き合っている36歳の彼女がBPDです。
>>
No.24920 by クリッター 2012/04/16 (Mon) 01:23

 
皆さん初めまして。
私は35歳のクリッターと申します。いろんなホームページを渡り歩きここへたどり着きました。たくさんの方の投稿を目にし、ここで助言などを頂けたらと思い・・・私の事を書かせて頂こうと思いました。
現在付き合っている36歳の彼女がBPDです。
付き合って半年くらいですが、もう精神肉体ともに限界です。
BPDだということがわかってから、私から距離を置いています。実際仕事もかなり忙しいのですが、彼女への恐怖心から家にいられなくなり、秘密裏に引越しをしました。彼女はまだそれに気づいていません。
ひっきりなしのメール、途切れることない着信地獄、会社への無言電話・・・元の家にいたときは動悸がしてそこにいられず、しばらく実家にいました。
電話で話せば何時間もひたすら罵倒、会えばまた何時間も罵倒の嵐・・・
さんざん文句を言われても、彼女は私との結婚に強い執着心を持ち続けています。
お互いにバツイチ同士、結婚などは意識せずに付き合おうと言ったのは彼女でしたが、それには私も同感でした。かたちにこだわらずゆっくり歩を進めていけばいい・・・そう思ったからです。
しかし彼女は人が変わってしまったかのように、結婚にたいする強い執着を見せるようになりました。
別れを切り出しても全く応じてくれる気配はありません。
今は私自身電話が出来なくなってしまいまいした。
携帯の着信音などもってのほか、バイブ音さえも聞いただけで動悸がしてしまい、平常心でいられなくなります。
電話がかけられない、電話に出られない・・・このおかげで仕事にも支障を来し、客先からもクレームが来たりといった状態です。
SNSでもいつの間にか私の友人に連絡をしていたり、かたや女性の友人などには根拠のない非難メールを送っていたり・・・周りの人にもずいぶん迷惑をかけてしまいました。
逃げたら絶対に許さないなどというメールも結構頻繁に送られてきます。
これを書いている今も、横で携帯に着信の嵐です・・・
この状況では無視をし続けるしかないのでしょうか・・・話し合いなどではらちがあきません。彼女もバツイチなのですが、前の旦那さんからはDV被害を受け、逃げるように別れたとずいぶん早い段階で聞きました。
前の旦那さんも同じような状況だったのかわかりませんが、私自身彼女の言葉に今まで感じたことのない怒りを覚え、返すように罵声を浴びせた事もあります。
ひとつたががはずれてしまったら、私は彼女に暴力を振るってしまうかもしれない衝動にかられます。
今は電話には一切出ず、メールだけに応対しています。
実際仕事もかなり忙しいため、メールの数も少ないのですが、そうれが続くと彼女からの爆発攻撃が激化します。
職場も知られてしまっており、無視を決め込んだらあの人は会社まで乗り込んでくると思います。実際に何日か連絡を絶った時は、会社に連絡をしてきました。
逃れるためには職場も変えるしかないのでしょうか・・・



No.25008 by 瞬 2012/04/29 (Sun) 23:34

心中お察しします。
私の場合は彼女から逃げるために完全無視しました。
結果彼女は自殺未遂のようなことをしてそれが知れ渡り私の職場での立場も悪くなりました。
それでも放置して1年ほど、新しいターゲットを見つけたようで連絡はなくなりました。
人の噂も~という言葉がありますが未だに私への中傷や噂がネット上でも残っています。
それでも職場の人間はその話題に「飽きた」のでしょうね。今は全くないです。
職場に来たことはありませんでしたがそれでも同じだったでしょう。
別れさせ屋を雇えばよかったかなと今なら思います。
いっそのこと携帯電話を解約してみるのも手ではないでしょうか。
No.25013 New! by 匿名 2012/04/30 (Mon) 21:28




スレ主様
彼女から沢山の嫌な思いをいただいたようですが、何事にも動じない強さが必要なのではないかと思います。
平常心を保てないと書いていらっしゃいますが、そんなことでは飲まれる一方です。
心を鬼にして自分の意思を強く持ち、精神的にキツイのならば精神科を頼りましょう。
また、警察、弁護士を頼りましょう。
着信、メールは拒否、その後何をされても一切リアクションは取らない。
嫌なのであれば徹底してやることが相手の為でもご自分の為でもあるかと思います。
私の場合はそれで相手が色々と脅迫をしてきましたが一切無視しました。
手紙等も届きますが一切無視、訪ねてこられても無視です。
数年たった今でもそうですが、ひたすら「もう関係ない」と思うのが一番です。
何か行動を起こされるのが怖いなどあれば手を打つのも良いと思います。
私の場合は精神科の医師に相談しましたが、「無視により相手が仮に亡くなってしまったとしても、あなたに一切責任はない」と言われ気持ちが少し楽になりました。
関われないのならば、徹底しましょう。
No.25019 New! by クリッター 2012/05/01 (Tue) 15:24


瞬様
書き込みありがとうございました。
今はかなりメールの数も減らし、コンタクトの頻度を減らしています。
それだけに、夜は着信とメールの嵐です。
会うのをひたすら拒否、仕事という以外理由は告げていませんが、
定期的に、やりにげするつもり?とか、逃げたら絶対に許さない
というようなメールも来ます。
もう引っ越しもして、唯一知られているのが職場なのですが、
これがネックで…
絶対に彼女が職場に来るのではないかと思うと、最後の一手が打てません。
<<







「いいですか、みなさんなしでは、ボーダーラインの人はアイデンティティを失ってしまいます。見捨てられの感情は耐え難いものです。
 みなさんがいなくなってしまったら、彼らには自分の感情の責任を押し付ける人も、投影する人もいなくなってしまうのです。
 彼らは、自分自身と、自分の羞恥心と不全感という感情の間でクッション役を果てしてくれるみなさんがいなければ、自分自身と共に生きていかなくてはならいのです」
(愛した人がBPDだった場合のアドバイス 精神的にも法的にもあなたを守るために ランディクリーガー著)より抜粋

7 件のコメント:

  1. はじめまして。境界性パーソナリティ障害について調べているうちにこちらへたどり着き、興味深く読ませていただきました。
    私の姉がこの境界性パーソナリティ障害だと思われます。
    攻撃の矛先は主に家族に向けられています。
    が、姉は大事な家族ですので見離すということもできず、思案に余っている状態です。
    家族として、どのような対応を取れば良いでしょうか?
    もし、アドバイス等いただければ嬉しいです。

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    1. 上手に付き合っていく方法を身に付けることが現実的かなと思います。
      つまり、こちらが数段大人になる覚悟が重要かなと。

      相手に変わる(治る)ことを望むと苦しくなってしまいますから。

      大人になる方法論のひとつとして相手を理解しようとすることが大事だと思います。
      理解しようとすると言うのは境界性について知識を得ることです。
      入門書としては(境界性パーソナリティ障害 幻冬舎新書 岡田 尊司)が評判が良いようです。(近所の図書館にもあるかもしれません。)

      相手を知ることで、こちらのストレス度を減らすことができると思います。

      たとえば、普通の感覚でいえば、怒らなかったり攻撃しなかったり罵詈荘厳を浴びせなかったりする場面で、なんでこの人は、こうも感情的になってしまうのか?
      この「なんで」を知っておくことだけでもかなりストレス度は下がると思います。

      ひとことで言えば「これが境界性なんだ」と思えるようになることが大事かなと。
      (もちろん「これは境界性のせいだからしょうがない」と全てを許さなければいけない、というわけではありません)

      熱が出ている場合に「ああ、風邪を引いているのだから熱が出てしまっているのだな」って思うだけでなんとなく落ち着きませんか?


      あと、精神療法やカウンセリングを受けて欲しいと思ったとき。
      非常に個人的な意見ですが、お姉さまの方からヘルプを求めてくるまでは無理に連れて行かないほうが良いかなと思っています。

      「あなたは病気だから病院に行きましょう」という言葉はある段階の人には「助け」になりますが、ある段階の人には「暴力」になってしまうと思うからです。

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    2. お返事ありがとうございます。

      > ひとことで言えば「これが境界性なんだ」と思えるようになることが大事かなと。

      家族としての心の持ち方、大変わかりやすく、勉強になりました。

      境界性~の人に対しては、「毅然とした態度でいることが大切である」という意見をよく目にします。

      攻撃的な姉と接していると、「どうせ私は」という被害者意識がある反面、誰かに甘えたい、かまってほしいという気持ちを強く感じます。

      姉を受け止め、「何があってもあなたの味方です」というスタンスでいるべきなのかなと考えているのですが、これにはどう思われますか?
      本人にとって良いことでしょうか?

      度々の質問で申し訳ありません。ご意見をいただけるとありがたいです。

      削除
  2. 非常に矛盾しているように思える3つの要素が必要なのではと私は考えます。

    巻き込まれないように、
    味方でいながら
    毅然として

    の3つです。



    巻き込まれない。
    これは境界性の人のワールドにはまってしまうとこちらが壊れてしまいます。


    毅然とする。
    これは非常に難しいのですが、基準を明確にして接することが重要かと思います。
    抽象論としては「これ以上は人間同士として絶対に受け入れられない」というラインは決して譲らない。
    そこを超えた場合はたとえ衝突しようとも攻撃されようとも、折れない。
    それが「毅然とする」ということだと思います。

    そして、この基準はブレてはいけない。
    m hyoさんも人間ですからその日の体調や機嫌によって相手の言動行動が同じでも許せたり許せなったりすることがあると思います。
    しかし、基準はブレてはいけない。
    「毅然とした対応」の本質は人間関係のルールを再教育することだと考えていて、教科書がブレてしまっては、ルールが定着しないと考えるからです。


    味方でいる。
    上述の基準を超えない範囲であれば、なるべく寄り添ってあげて共感してあげて時間を共にしてあげる。



    この3つが「味方」「毅然」というキーワードから私が思ったことです。



    長々と書いてしまいましたが、「味方でいる」ことは、
    「相手の全てを受け入れ相手のペースに飲まれてしまうこと、ではない」ということが伝われば嬉しい限りです。



    とても良く勉強されていてお姉さまと真摯に向き合おうとしてらっしゃるのだなと文面を拝見して思いました。
    素晴らしいことだと思います。
    が、あまり根を詰めすぎませんことを。

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    1. お返事ありがとうございます。

      丁寧にわかりやすくご回答いただき、大変参考になりました。

      > 巻き込まれないように、
      > 味方でいながら
      > 毅然として

      教えていただいたこの3つの要素をしっかりと心に留め、姉とつきあっていこうと思います。
      また、こちらが壊れてしまわないよう、ほどよい距離で姉との関係を築いていけたらと思います。

      正直、最初に相談させていただいた時は絶望的な気持ちでしたが、
      温かいお返事をいただき気持ちがとても楽になりました。

      いつか、少しでも回復する日が来ることを信じて、姉を見守りたいと思います。

      本当にありがとうございました。

      削除
  3. 要因は様々で、多くは幼少期の家庭環境、遺伝等、本人には何ら責任がない外的要因がほとんど。
    それなのに、本人は一生背負わなければならない。すごく理不尽なんですよね。この類の病気って。
    痛みは当時者にしか分からない。
    周りは想像するしかできないから。
    ただ、それってあくまでも想像なんです。

    境界性パーソナリティ障害は、治療する側からも忌み嫌われ、差別される傾向にあるとよく聞きます。
    そういう、世界で生きるのは本当に辛いと、せめて察してあげてほしいなと思いました。

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  4. おっしゃるとおりだと思います。
    当人には恐らく責任は無いのでしょう。
    ただ、誰かがそれを引き受ける必要も、また無いのではないかなとも思います。

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